「ここは奢るよ」と言われたら、財布は出すべき?
大学に入学し、サークルの新歓やゼミの食事会で初めて先輩とご飯に行く機会。お会計のタイミングで先輩から「ここは奢るよ」「ごちそうするよ」と言われた時、あなたはとっさにどう反応すればいいか分かりますか?
素直にごちそうさまですと言って財布を出さなければ図々しいと思われるのではないか。かといって、いや自分の分は払いますと頑なになるのも空気を悪くしそうで怖い。これは多くの新入生が直面する、正解のないクイズのようなものです。
結論から言うと、最も先輩の顔を立てつつ礼儀正しいと思われる正解アクションは、財布を出して払う意思を見せつつ、最終的には綺麗に引き下がることです。具体的な振る舞いを3つのステップで解説します。
マナーの鉄則①:レジ前での正解アクション
お会計の伝票が来た時、あるいはレジに向かった時、座ったまま「ごちそうさまでーす」と待っているのはさすがにNGです。必ず自分の財布を手に持ち、「おいくらですか?自分の分は払います」と一度だけ伝えましょう。
この時、先輩が「今日は歓迎会だからいいよ」「ここは奢らせて」と言ってくれたら、そこでスッと引き下がるのがポイントです。「いや、本当に払います!」と現金を突き出して押し問答をするのは、先輩の後輩にごちそうしたいという気持ちとメンツを潰してしまう最悪の行動です。
財布をすぐにカバンにしまい、「本当ですか?ありがとうございます、ごちそうさまです!」と、少しオーバーなくらい明るく笑顔でお礼を言うのが、奢る側にとって一番嬉しい反応です。
マナーの鉄則②:お店を出た後と、評価を分ける翌日のLINE
お店を出たタイミングで、もう一度先輩の目を見て「今日は本当にありがとうございました、美味しかったです」とお礼を伝えましょう。レジ前は店員さんもいてバタバタしているため、落ち着いた外でもう一度感謝を伝えるのがマナーです。
そして最も重要なのが、帰り道や翌日の午前中に送るお礼のLINEです。「ごちそうさまでした。色々お話を聞けて楽しかったです!」といった一言を送るだけのことですが、実はここには大きな落とし穴があります。
面倒くさいと感じるかもしれませんが、これをやる人とやらない人では先輩からの評価に明確な差が出ます。世の中には、こうしたアフターフォローを息をするように自然にこなす同級生が必ずいます。そうした自然にできる人と比較された時、お礼LINEをしていないだけで「気配りができない後輩」というレッテルを静かに貼られてしまう危険があるのです。
もし「少しだけ出して」と言われたら?
最後に、全額のおごりではなく「じゃあ1000円だけもらっていい?」と、少し多めに払ってくれるパターンの対応についても触れておきます。
このパターンの時に絶対やってはいけないのが、1万円札を出して「お釣りありますか?」と聞くことです。先輩の好意で安くしてもらっているのに、両替の手間まで先輩に負担させるのはマナー違反です。
先輩との食事に行く時は、すぐに現金をサッと出せるように千円札を多めに財布に入れておくのが最低限の準備です。スムーズにお金を渡し、「多めに出していただいてありがとうございます!」と爽やかにお礼を伝えましょう。