町内会のお祭りで会計が崩壊する日。「売上と経費」を混ぜない絶対防衛ルール
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町内会のお祭りで会計が崩壊する日。「売上と経費」を混ぜない絶対防衛ルール

割り勘・精算 Tips 編集部

夏祭りやバザーで、焼きそばを売った「小銭の金庫」から、買い出し役員に現金を払い戻していませんか?その原始的な相殺精算が「結局いくら儲かったのかわからない」「横領を疑われる」という最悪の事態を招きます。会計担当の身を守る鉄則を解説します。

金庫の小銭から「買い出し代」を払う致命的ミス

町内会の夏祭りや子供会のバザー。会計担当のテントの裏では、1年で最も過酷な「現金管理の大嵐」が吹き荒れます。
ここで多くの町内会が無自覚にやっている最悪の運用が、「当日の売上金(小銭の金庫)の中から、買い出しに走ってくれた役員に現金を払い戻す」という行為です。

「焼きそばの麺が足りないから買ってきた!8,500円!」という役員に、「ありがとう、じゃあこの金庫の売上から8,500円渡すね」と直接処理してしまう。
これを丸一日繰り返すと、祭りの終わりに「今日いくら売り上げて、経費がいくらかかったのか」が完全に計算不能(ブラックボックス化)に陥ります。最悪の場合、金額が合わずに横領を疑われる原因にもなります。

絶対ルール:当日の金庫は「入金(売上)」専用にする

現金のズレと不正の疑いを防ぎ、会計担当の身を守る鉄則は「売上(現金)」と「経費(立替)」を完全に切り離すことです。

会計担当は事前にこう宣言します。
「手提げ金庫からは1円たりとも経費を払い戻しません。売上は明日そのまま銀行に入金します。立て替えてくれた材料費は、後日口座へ振り込みます!」

泥だらけのレシートは「ツール」でクラウド化する

とはいえ、祭りの現場で「後で振り込むからレシート渡して」とアナログで管理すると、今度はレシートの紛失リスクが発生します。
ここで「グループ精算ツール(割り勘アプリ)」を活用します。

「買出立替」のノーミスマネジメント

お祭りの1週間前、会計担当はツールで「出店立替ルーム」を作り、役員のLINEにURLを貼ります。
「出店用の材料を立て替えた人は、レシートをなくす前に、必ず自分のスマホでこのURLに金額を入力してください!ここに入力された金額のみ、後日振り込みます」とルール化します。

お祭りの翌日、会計担当はツールの画面を開くだけで「Aさん:焼きそば材料 8,500円」という完璧な債務リスト(経費一覧)を手に入れることができます。
汚れた大量の小銭とレシートを照らし合わせながら、夜な夜な電卓を叩く悲劇から、自分自身を解放してください。

応用:「まつり費」ダミーで複数役員の立替を一元管理する

複数の役員が同時に買い出しに動く場合、精算ツールのメンバーに「まつり費」や「出店予算」という名前のダミーを1人追加すると管理がよりシンプルになります。

役員A・B・Cに加えて「まつり費」ダミーを登録し、各役員が立て替えた費用の負担者を「まつり費」に設定します。するとツールが「まつり費 → Aさんへ8,500円」「まつり費 → Bさんへ3,200円」と自動で精算ルートを提示します。積立金や売上金から各役員への返金額が一目で確認でき、複数人が同時に動くお祭り会計の混乱を防げます。